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​複雑な国際情勢をコンパクトにまとめることが出来ないか考えて、私はこのブログを書き始めました。今、世界で何が起きているか、一早く読者の皆さんと情報をシェアしていきたい。その思いから、記事を書くことにしたのです。

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執筆者の写真Masaki Ogawa

親中派・二階俊博氏の実相


私は、個人的に、二階俊博氏を知っている訳ではありません。飽くまで公式にリリースされた情報を精査して、彼の輪郭を掴もうとしています。昨今の日中関係に於いて、彼がどんな動きをしたのか、私達は知っておくと良いと考えています。親中派で知られる二階氏は、現時点で自民党の中枢に居る人物です。過去に、彼は和歌山県のとある場所に、”江沢民”の石碑を立てようとしました。これは尋常な行為とは思えませんが、事実、彼は江沢民を崇拝しているようです。私の知る限り、反日イデオロギーの提唱者が江沢民であり、執拗に日本政府を歴史問題で責め立てる元凶を祀ることなどを考えれば、常識と隔絶した彼の行動が目立つ結果となっています。議員外交あるいは民間外交か、彼は5000人近い日本人を連れて、中国に赴いたこともあります。冷え切った日中関係を打開する処方箋だと、彼は考えているようですが、私には壮大な茶番にしか映っていません。煎じ詰めれば、 スタンドプレイ。独善。紛い物。私には、そんな印象が湧いて来ます。大袈裟なだけで物事の推移を見ない。壮大な仕掛けの積もりが、却って歪みを生じさせてしまう。失礼ながら、私は彼の行動を、そう結論付けています。 今回の記事では、二階俊博氏の実相について、記述していきます。


グリーンピア南紀の怪

和歌山県の「グリーンピア南紀」は、年金資金を無分別に投入して作られた保養施設です。経営難のグリーンピアは、その後中国人に払い下げられますが、事業の再生に失敗して、長らく放置状態でした。結果的に、中国の請負業者が、経営実態の無いペーパーカンパニーであることが判明しますが、2015年に無償で中国人業者に譲渡されるという、”異例の特約”が付いていたため、事情が紛糾した経緯があるのです。グリーンピアを買った中国人の名前は分かっています。 東京在住の蒋暁松氏です。蒋暁松氏にグリーンピアを周旋したのが、他ならぬ二階俊博氏です。ここまでなら何も問題は無いでしょう。然しながら、町民の財産を無償で譲渡するというのは、前代未聞の話です。 蒋氏がオーナーの香港ボアオ は、負債総額80億を超える赤字であり、民間信用調査機関の調べでも、その経営実態は怪しいものでした。私は、何故ここで、二階氏が売買に関与したのか、疑問に感じています。町と蒋暁松氏の契約にも二階氏は立ち会っていました。問題なのは、二階氏が、「町が厳正な審査を行った結果、決定されたと聞いている 」と知らぬ顔を決め込んだ点です。元はと言えば、町に蒋暁松氏を紹介したのは二階氏その人だからです。経緯も理由も口を閉ざしたままだというのは、明らかに問題です。通常なら公募で再生事業の請負先が決まる筈です。何故、二階氏は取引に容喙したのでしょうか。私には大いに疑問が湧いて来ます。


その後、一連の経緯に関し、私と同じく疑問を感じて調べた方がいます。 和歌山県農林水産部林業振興課副課長に対し、戸田正人和歌山市議会議員が同じ質問をしています。県の回答は、森林法に定めた範囲なら、外国資本に買収されようが問題ないとの認識だったそうです。戸田正人氏は、グリーンピアの広大な土地に”水源”があることを鑑みて、適正な売買だったのか調べたのです。二階氏の横槍が入ったことに関しては、戸田正人氏は触れておられません。但し、 ”蒋氏との契約を批判してきた町議の一人は「国とパイプがある二階議員の権力は絶大で、町は言いなりになってしまった。町民の財産の無償譲渡を決め、地元には雇用や経済効果ももたらされない。一番の被害者は町民だ」と憤っている”そうです(news archivesより転載)。



度々登場する蒋暁松氏

ポアオの元理事である蒋暁松氏は、その後度々登場します。私は調査を進める中で、何度も蒋暁松氏の名前を目にします。かつて、道民であり、中華系外資企業に勤めていた私には、北海道が中国系資本に侵食されているのが分かっていました。森林や水源に関しては、条例で外国資本の買収を制限することが可能になりましたが、着々と、中国資本は土地の買い占めを進めているのです。一例を上げると、 「一達国際プライベートゴルフクラブ」 の例が挙げられます。ここは元はと言えば、民事再生法手続きを受けた或る会社のゴルフ場だったのですが、香港を拠点とする、例のポアオに買収されたのです。再びポアオの名前を目にした私は、北海道の政官界から、危惧や懸念の声が上がらないことに着目しました。結論から言えば、 蒋暁松氏は中共と太いパイプを持ち、日本の中央政界で暗躍する政治家の動きとも無縁ではないのです。


破天荒な日中文化交流使節団

平成十二年五月二十日、日中文化交流施設団が中国へと向かいます。総勢5200名で中国に向かった二階氏は、江沢民に謁見する機会を「日中友好の努力」と自称したのです。当時の参加者は、振り返ってこう言います。「江沢民に謁見するためのパーティーで、高い自腹を切って参加する意義は無かった。二階氏が日中友好を語るのを、冷めた気持ちで聞いていた」と。5200人の人数を揃えたことに関し、私には単なる”まやかし”にしか映らないのですが、江沢民がどう感じたかまでは知る由もありません。二階氏は、”観光立国”を標榜していて、自説を公式HPで展開しています。彼の夢は妄想に近いものですが、重複を厭わず此処に引用致します。


二階氏の発言

「中国の団体観光ビザの問題等につきましては色々な曲折がありました。後程お話しいただく鷲頭さんたち国土交通省の皆さん方や、外務省、警察庁、法務省等の方々に大変ご努力をいただいたおかげもあり、今まで対象地域になっていた北京、上海、広東省に加え、今度の九月十五日から江蘇州と浙江省、山東省と遼寧省、さらに天津市を加えて、これで三億七〇〇〇万人の中国の人たちが、日本に団体で来ようと思えば来られるようになりました」

 「私は、これでその後、特段の問題がなければ、やがて中国全土にビザ解禁を広げていきたいと思っております。そういうことをやって初めて、あの「ビジット・ジャパン・キャンペーン! 訪日外国人一〇〇〇万人」ということが実現するのであって、入口のところでブロックしておいて、「ビジット・ジャパン!ビジット・ジャパン!」と幾ら言ってみたって始まらない。あなた方のやっていることを漫画に描いてみたら、ほんとうに何とも言えない漫画になっちゃうんだということを政府の方々によく言うんですが、最近ようやく、そのことに対しても理解するようになってまいりました」 (二階俊博公式HPより抜粋)


二階氏は、4億近い中国人のビザ解禁をやってのけたと鼻息が荒いのですが、数千万単位の旅行者が日本を訪れることに夢を賭けているようです。彼が真っ先に挙げた観光地が、北海道なのです。


歴史問題をこじらせた二階氏 

二階氏が朴槿恵との間で交わした言葉は、従軍慰安婦問題の解決はついてないとの話でした。彼が歴史に関し、如何なる認識の持ち主なのか知るために、再び公式HPを開きます。


二階氏の発言

「歴史問題について、誠に残念なことでありますが、日本が過去の一時期、中国との関係において軍国主義という誤った道を歩み、中国をはじめとする多くのアジアの人々に言葉に表せないような多大なご迷惑をかけ、損害を与えたことであります」

「歴史問題について、誠に残念なことでありますが、日本が過去の一時期、中国との関係において軍国主義という誤った道を歩み、中国をはじめとする多くのアジアの人々に言葉に表せないような多大なご迷惑をかけ、損害を与えたことであります」「日本政府は謝罪を繰り返すと共に、大多数の日本の人々も「申し訳ないことをした。あのような誤りは二度と繰り返してはならない」と深く心に誓っています」


彼は、韓国との間にも、歴史的問題(慰安婦問題)が依然として存在すると述べており、朴槿恵との会談で、双方で確認し合っていました。


政府が、中国や韓国に毅然とした態度で臨めないのは、自民党の中に二階氏が存在するためです。獅子身中の虫とは、正に、このことを指します。


今日的な視界から見た二階氏の政治活動

尖閣諸島で驚異を増す中国に対し、二階氏は”棚上げ論”を蒸し返し、民間交流や観光立国の発展こそが重要だとしています。「観光庁」なるものが、どういう経緯で生まれたのか、紙幅の関係で詳述しませんが、重大な国土保全の話は巧妙なレトリックに姿を変えて、二階氏の思うがままを政府も容認してしまっている。ODAに変わる、中国利権に群がる議員の妨害のために、中国に対し、日本政府が毅然とした態度を取れないのは、周知の通り、二階氏を始めとする親中派の存在があるからです。相手は独裁国家だということを、二階氏はまるで意に介さない態度です。叩けば、いくらでも塵が出て来ますが、最後に一つ言えるのは、二階氏の中国傾斜は異常とも言える程の熱の上げようです。国交とは、二階氏の言うところの、”観光”だけで成り立つものではありません。時局を見ない、あるいは無視する二階氏の認識は、完全に誤りだと私は断言します。


この記事のまとめ

この記事はダイジェストです。今後、更に踏み込んで、二階氏の動静を記述するつもりですが、彼が観光業者達を前に言い放った印象的な発言を最後に記載したいと思います。


衆院選をにらみ「観光業界は選挙に弱いというか、選挙応援をやらない(体質がある)。この姿勢を改めなければ業界はこれ以上伸びないし、(政治の)協力も得られない」と厳しい表情で述べ、自公政権維持に向けた選挙への協力を求めた。


私は政治家としての彼の見識を疑うと共に、傲岸不遜で、非常に不快な思いしか湧いて来ないのです。彼の夢は、1000万人の外国人のビジット・ジャパンだそうですが、政治的恫喝とも言えるこの発言に私は辟易を覚えるのです。

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