冒頭で、先ず書いておきたいことは、歴史を歪曲する国家は必ず滅亡するという点です。人は過去に学ばない限り、進歩が無いからです。安倍首相が、韓国に「未来志向」を促したのも、決して誤りではありません。現在の韓国が、国際的に孤立している原因の大半は、文在演政権の滅茶苦茶な外交に責任があります。私は、もはや日本にとって韓国は、対話の必要な相手ではなく、「敵性国家」だと映っています。日本が韓国に対する輸出管理規制を強めたのも、元はと言えば韓国がイランにフッ化水素などの戦略物資を密輸し、北朝鮮から石炭などを買っていたのが原因です。特に、イランへの密輸は、日本のみならず、米国やイスラエルが激怒しています。国際的なルールを遵守出来ない文政権には、既に断末魔の兆候が兆しています。本稿では、米韓同盟の亀裂がもたらす結果と、レームダック化した文政権の末
路について、詳述していきます。
米韓同盟を破棄する韓国の無謀
現在の文政権は、在韓米軍の駐留費を巡って米国と交渉中ですが、恐らく費用の負担には応じない筈です。トランプ大統領は、いずれ、韓国に駐留する米軍を撤収、乃至は縮小させると思われますが、驚くべきことに、韓国の世論を初めとして、青瓦台ですら、韓国が単独で北朝鮮に対抗出来ると信じている点です。韓国メディアの此の種の報道に、私は耳を疑ったほどですが、日本へのGSOMIA破棄の一方的な通告が意味するものは、朝鮮半島の安全保障の枠組みを、根底から毀損する行為だと、文政権が全く認識していないことを意味します。日本が韓国をホワイト国から除外するのは、全く正しい。核開発に関わるイランや北朝鮮と裏取引を繰り返す韓国に対して、「国際的な規範」に則って行動しろと、日本は主張しているからです。韓国の、いびつな歴史認識だけを、日本は問題視しているのではありません。
話を米韓同盟に戻しますが、北朝鮮に核開発の野望を捨てさせ、半島の非核化に欠かせないのが、韓国に配備された米国の核の撤去が先決だと、私も考えています。然しながら、文政権が、このまま外交的な失策を繰り返せば、業を煮やした米国が、韓国に対して、どんな手段を講ずるかは定かでありません。米国がセカンダリーボイコットを発動して、韓国のドル取引を禁じ、韓国経済を壊滅させることすら有り得ます。国際的なスキームに従わない韓国には、日本も米国も容赦はしない筈です。中央日報によれば、セカンダリーボイコットの意味するところは、 北朝鮮と金融取引をする第3国のいかなる金融機関も米国金融網への接近が遮断される可能性がある、と定義されています。この種の制裁が韓国に発動されたら、韓国は確実に滅亡します。
ここに来てまで、何故、文政権は「外交的敗北」を認めないのか。北への傾斜と日本への敵意を剥き出す、韓国の小児的なメンタリティは何処から湧いて来るのか。経済を中国に依存し、軍事的には米国に頼る韓国は、米中経済戦争の中で股裂きに遭って、親中も親米も不可能になっている。米朝への「仲介者」を自認してきた文政権の外交政策は、既に破綻しています。北朝鮮が「南進」した過去を忘れてしまったかの様に、青瓦台は自画自賛を繰り返していますが、米韓同盟を破棄することが亡国に繋がる点に、文政権は無頓着且つ鈍感です。
文政権の断末魔
国際的な対話のイニシアチブは、今では完全に米朝にシフトしています。韓国の存在は希薄化して、蚊帳の外で藻掻いているのが文政権の実情です。米国はかつて、独裁政権であれ、援助してきた経緯があるのを、文政権は全く理解していないようです。米国はシニカルに韓国を見放しつつあり、対話の相手を北朝鮮のみに絞っています。対日政策に於いても、著しい成果を何一つ上げられない文政権は、野党の激しい追求に遭っていますが、文在演氏は、全く意に介さないようです。彼は自らを「外交の天才」と自称していますが、不況と失業率の増大、極端な通貨下落など、内政すら上手くいっていません。韓国の歴代政権の末路を紐解けば、政権が機能を停止した際に、異様な反日感情を煽るのは、何時ものパターンです。
極論から言えば、韓国が滅亡しようがしまいが、日本には痛くも痒くも無い点です。
歴史問題や外交上の不義理で、日本国民の感情を蔑み、傷付けたきたことを、韓国が思い知る必要がある。もはや、金融恐慌や通貨危機が起きようと、日本には韓国に対する救国の意思は微塵も存在していません。既に、韓国メディアはパニックに陥っています。日頃、私は韓国の愛国日報を参照していますが、此処に来て、悲調なトーンが混じって来ています。文政権の奇怪な外交を眺めていると、河野外務大臣ではありませんが、私も「頭が痛くなる」のです。全ての責任を日本に覆い被せて、喚き散らして沈没するのが韓国の歴代政権です。
この記事のまとめ
冒頭で書いた通り、歴史に学ばない者は滅びます。安直な「韓国崩壊論」は控えますが、本稿で述べたかったのは、朝鮮戦争で命懸けで闘った、米国を初めとする連合軍への畏敬の念が韓国には欠落している点です。全てに於いて自己都合だけを押し通し、相手を蔑んできた韓国には、国際社会はNOを突き付けるでしょう。特に、韓国が譲ってはならないのは、米国と日本が、韓国の生命線を握っているという点です。来年度も日韓首脳会談は行われないでしょう。文政権の終焉が近づいています。年明けには、韓国は阿鼻叫喚になっているでしょう。私達日本人は、韓国を注視し続ければいいのです。
Commentaires