中国共産党は、グローバル化し始めています。世界へ向けて、中国共産党は支配力を強めています。世界覇権の為には、アメリカ合衆国を破壊しなければなりませんが、中国はアメリカ社会への工作も開始しています。一方で、中共により日本は国土を侵食され、偏向したメディアで世論操作の真っ只中にいます。 Michael Pillsbury は著書、 「The Hundred-Year Marathon: China’s Secret Strategy to Replace America as the Global Superpower 」の中で、以下のように述べています。「中国がアメリカ主導の世界の政治経済を覆し、共産党誕生100周年を記念する2049年までに、共産主義による世界支配を目標とする長期戦略を持っている」と。邪悪な専制国家が、長期的な計画で、世界秩序を握ろうとしている。中共の日本での工作は指摘されていますが、中共がアメリカ社会で一体何を働いているのか。私達は知っておく必要があります。本稿では、アメリカ社会の直面する問題を俯瞰しながら、グローバルスーパーパワー(世界の覇権の掌握)を企図する中国の現状を見ていきます。
一帯一路に潜む罠
2013年、中国共産党は公式にシルクロード経済ベルトと21世紀海洋シルクロードという構想を発表しました。所謂、「一帯一路」と呼ばれる中共の新戦略ですが、一見、これはインフラ事業や公共投資の仮面を被っていますが、その実態は各地を「植民地化」することが目的です。日本の売国政治家である、二階俊博氏は「一帯一路」に即座に賛成の意思表示を示しましたが、一帯一路こそ、中共がアメリカの覇権に取って代わる、帝国主義的な野心だと二階氏は見抜けないようです。 一帯一路は単に陸路やシーレーン、その他港湾の確保を目的としているだけに留まりません。隙あれば他国へ侵略に及ぶ、薄汚い野心の産物です。過剰債務にあえぐ発展途上国は、既に、一帯一路の欺罔に気が付き始めています。
膨張し続ける中共の野心
ダルフール紛争の立役者である中共は、武器の見返りに石油の利権を手にしました。アフリカを自国の生命線と見做す中共は、スーダンのバシール政権に武器を買わせ、代わりに原油利権を食い物にしたのです。中共は、同様の手口で、アフリカの政治的に脆弱な軍事政権を手懐けています。スーダンは中国の収奪に屈し、石油埋蔵地域の住民弾圧に及びました。中国は独裁者バシールを幇助したのです。 中共は何故、こうした悪事を働くのでしょうか。伝統文化と敵対する中共は、現代宗教の説くところの善や徳を破壊したいためだからです。毛沢東は、国家は鉄砲より生まれると語りました。中共は伝統的な価値観を疎ましく考えているのです。中共と国民には真の意味での信義は存在しません。これは恐怖政治だからです。一旦、中国に気を許せば、忽ちの内に、国家の伝統文化や歴史は根こそぎ破壊されます。拙稿ですが、以前書いた、「中国の国際社会への挑戦」を以下に貼っておきます。
中共に揺さぶられる米国
アメリカは中国に、南シナ海での利権を巡って、「超限戦」を繰り広げています。中国はアメリカを想定した軍事オペレーションを展開しており、大規模な軍事演習を繰り広げています。中国は包括的とも言うべきアメリカ包囲網を画策しており、イデオロギー的には「自由主義・民主主義」を否定し、経済的にはアメリカの先端的テクノロジーを不法に奪い取って自国の益とする。北朝鮮やイランを支援し、アメリカとNATO(北大西洋条約機構)の分断を図る。
中国共産党は欧米諸国の報道の自由と民主主義を濫用し、統一戦線、プロパガンダの拡散、諜報活動を展開する。これは全て、アメリカを可能な限り操作し、内部から崩壊させることを目的としている。 ―大紀元より転載
贈賄で政治家を懐柔し、プロパガンダを巧みに利用して世論操作を図る。これは、ほぼ、日本で進行している事態と符合するかのようです。
この記事のまとめ
アメリカの良識は「香港人権法」を成立させ、続いて「ウイグル人権法」の制定を急いでいます、日本の無能な野党は、2,019年12月現在、「花見祭り」に浮かれています。世界の激動期に衆愚化した政治家は、最早、害毒と言っても過言ではありません。
中共の跋扈を許せば、世界は破局へと向かう筈です。
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