行橋市市議会で、奇妙な出来事が頻発している。先ず初めに、事の端緒となった、議会へのテロ爆破予告に関してである。小坪慎也議員のSNS上の発言に対し、何者かが憤り、市役所に爆破予告をしてきたのが事の発端である。小坪慎也議員は、正当な論理を記述したにも関わらず、利害が相反する何者かが、或いは何者かの関与によって、テロの予告が行われたと思われる。加えて、議会側の対応も矛盾している。爆弾魔に屈しない姿勢を取るべきところ、小坪議員の言動に問題があり、テロ予告が行われた、と結論づけた。小坪議員に対し議会側は反省と謝罪、公人としての慎み方を知れ!と決議した。行橋市のアーカイブを見ると、賛同者が誰で、議事を提出し、小坪議員の名誉を傷付けた者が誰であるか、一目瞭然である。以下に、重複を厭わず、行橋市のデータベースからアーカイブを参照してみる。
ここで重要なのは一点である。詰まり、議会がテロに屈したことを意味している。テロ声明の原因を小坪議員の発言に矮小化し、責任の所在をすり替え、テロに対する断固たる処置を取らなかった点に問題がある。行橋市議会は、最早、良識が機能していない場所だと見ることが出来る。これは公式のデータに、正確に保管されていることであり、市民が誰でも閲覧することが可能である。小坪議員の勇気や、テロに屈しない高潔な姿勢を、刮目して見詰める必要がある。この動議の発議者を、私は個別に洗ってみた。調べれば調べるほど、私は、闇の深さを思い知らされることとなった。
小坪議員に対する決議にある文言の、「市民・国民に迷惑を及ぼすような意見の表明は、行橋市議会の信用が傷つけられたものといわざるを得ない」の件は、事後の議会を見れば噴飯物だが、今回、行橋市議会の信用を失墜させたのは、鳥井田幸生氏だった。鳥井田議員は公有地を私物化し、我が物顔で先占していた。公共物を私物化するというのは、公金を盗む行為に等しい。小坪議員は苦心惨憺の末に、議会答弁で事実関係を明らかにして、議事録に記載させた。議事録は、いずれ会報となって市民に届くことになるが、それを封殺しようという動きが出てきた。要するに、市議から盗人が出て、名前を公開すると、不都合な輩がいるということである。当然、小坪氏は承服しない。公人としての品位に欠けるのは、他ならぬ鳥井田幸生氏だったからである。
行橋市の信用を失墜させたのは、他でもない、テロ予告に屈して平成28年9月12日に不可解な動議を出した、德永克子、二保茂則、大野慶裕、藤木巧一諸氏であり、言論が暴力に屈したことこそ問題なのである。小坪議員への責任転嫁のレトリックに、良識的な市民が騙される筈がない。行橋市のみならず、国民に迷惑を及ぼしたのは、果たして、どちらであるのか。私は一通り、小坪氏のSNS記事に目を通したが、良識を知るのは小坪さんの方であった。国際情勢に疎いか、政治的良識に欠けるか、凝り固まった思想の持ち主か、あるいは犯罪者か、愚昧な議員が不可解な解釈を持って小坪氏への非難決議を掲げた。
真に公益を考えるなら、議事録に則った会報にすべきだ。議会は開かれたものであり、議事を、市民に正しく報告する義務がある。民主主義の根幹を成す、非常に重要な手続きと言えるでしょう。これは、民主社会のセントラルドグマである。法規も存在している。言論封鎖の責任、及び該当者を炙り出し、事実関係を明らかにすべきである。恐らく、前代未聞のスキャンダルに波及する可能性も出てきている。議員も議事録も、まして、それに関わる事務局も、全ては公僕であって、市民の権利下に於いての存在に過ぎない。こんなことが先例となっては大問題であるし、中国のような監視国家と変わりがなくなる。不正や腐敗を隠蔽しようと言うのなら、いずれそれは巨大な悪事に結びついていく。到底、看過出来ることではない。結論から言えば次のようになる。
これは、「言論の自由の死」を意味する。行橋市の議員達は、如何に愚かな判断を下したのか、いずれ身を持って知ることになるだろう。
一方で、深刻な犯罪容疑で逮捕された行橋市議がいる。「公人」でありながら、仲間3人と共謀して、690万円の保険金を詐取した疑いで、福岡県警に逮捕された。容疑の中身を警察は公表してないが、議会はこうした事態に関し、市民に整然と説明する義務がるのではなかろうか。該当する議員の名は、西本国治氏である。スキャンダラスな出来事に関し、何処をどう探しても、行橋市民への丁寧な説明が為されていない。議会は機能していない。自浄作用が働かない為に、機能不全に陥っているようである。まして、様々なレヴェルで、情報を隠蔽するとなると、市民の知る権利を大きく損なう危険性がある。
現実に予想しいていた通り、主要メディアが保険金詐欺事件の記事を削除し始めている。NHKを始めとするニュースが、記事の公開を差し止めている。毎日新聞は、今でも掲載しているが、該当者がどんな処分を受けたか不明のままである。これは、このまま看過出来る事態なのか。市民に対し、然るべき責任を果たすべきではないか?私が知る限り、SNS上で、謝罪の言葉を述べたのは、他ならぬ、小坪議員一人だった。他の議員は何をしているのか。「公人」として、恥ずべきではないのか、と私は考える。
二保茂則議員の弟は、警察に何度も逮捕されている。不法な貸金業から、利益を得ていたとして、告発を受けている。私は、公文書で確認を取ったから、間違いはない。
公共工事を巡る、贈収賄事件にも、二保茂則議員の弟は関与してる模様である。ソースを以下に貼っておく。
あろうことか、拳銃及び弾薬保持で、警察に捕まったことがある。こうなれば、政治ゴロを兼ねた暴力団員と変わらない。二保茂則議員は、不祥事の続く弟の言動を黙認しているとしか考えられない。これでは「公人」としての資質に欠けると言わざるを得ない。
かつて私も、親友を議員にするために、頭を下げて靴底を減らしたことがある。温かい声援や冷たい視線、そうした様々な人々の洗礼を受けて、一人の議員が生まれた。もう、8年前のことである。支援者は市民であり、彼らが主役で、議員その人ではないと私は考えている。民意を付託されたのが議員であって、究極では市民が主役である。ただ、今回の一連の事情を知れば知るほど、私も怒りが湧いて来る。底意地の悪い、胸糞が悪くなるような傲慢さを、彼らに感じてしまうのである。小坪議員の闘いは、私怨を持ち込むのとは明らかに違っている。彼ら行橋市の該当議員は、市民や国民を愚弄している。これは糺すべきだと思う。調べれば調べるほど、知れば知るほど、闇が深くなる。行橋市の行方は如何に。
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