防衛大臣政務官を務める山田宏氏は、「日本を蔑む韓国の対日政策」に異議を主張し、日本の国益を毀損する国家との、対外的な関係は不毛である(要旨)、とも主張しています。所謂、「徴用工問題」で、韓国に本拠をおく「新日鉄工業」の在外資産を、韓国政府が「現金化」し、徴用工への清算に当てると、ショッキングな措置に打って出ましたが、この由々しき事態に対して、既に、「日本を蔑む国家と、もはや親交を結べるのか?」と、山田氏は疑問を投げかけています。続けて同氏は、日台関係を進展させることが重要であるとも説いています。氏は、台湾の自存・独立を認め、日台首脳会談を推奨している。画期的とも言える氏の言葉の意味を探っていくと、防衛大臣政務官である彼が、明らかに、反日的な韓国や、暴政の止まない中共を念頭に置いて発言しているのが、よく分かります。国士・山田宏氏は、香港弾圧を可能とする、「国家安全法」の制定を巡って、衆参両議院から抗議声明への賛同者を60名以上を集め、名簿を公開しています。筋金入りの彼の信念は、国体の護持にある。本稿では、副題に「日本の希望の星」と題し、国士・山田宏氏の活躍を見て参ります。
武漢肺炎を追求する国士
山田宏氏は、国会質疑に於いて、「新型肺炎」などの責任の所在の曖昧な文言を排し、「武漢肺炎」の名称を用いています。コロナ(武漢肺炎)の蔓延に対する、政府の初動態勢の不備を指摘し、内閣符大臣政務官を第4次安倍内閣で兼任する山田氏は、安倍首相を叱咤して、中国人へのビザ発給の制限を徹底するよう詰め寄っています。湖北省・浙江省以外にも、中国全土の中国人への入国制限を規制するよう外務大臣にも迫っている。中国の隠蔽体質及びWHOの欠陥を突き、武漢肺炎の責任を追求するのを忘れない。習近平の国賓反対の為に、国会質疑に於いて、日中関係の「国交正常化」の虚構を指摘し、外務大臣へ厳しい質疑を繰り返している。更に、1994年以降の反日政策を始めとする、日中関係の悪化を指摘しています。安倍氏は中国は世界的な大国であり、国際社会での役割に期待すると述べたに留まりましたが、山田氏は嘗ての天皇訪中に触れ、習近平の来日訪問に強い懸念を示したのです。
二階氏を一蹴した山田宏
二階は中国のコロナ禍に際して、寄付金を募る提案を与党自民党に諮っていましたが、青山繁晴・山田宏を筆頭に、「日本の国益と尊厳を護る会」は、二階の提案を一蹴したのです。山田宏は媚中派に啖呵を切って、党内で「習近平の国賓反対」の狼煙を上げ、二階に反旗を翻しました。二階は数こそ集めていますが、スキャンダルにまみれた二階派には戦闘力はなく、「日本の国益と尊厳を護る会」とは比較にならない。真の国士を参集した「護る会」とは、気魂も国家戦略に於いても、二階派では歯が立たない。面子を潰された二階が、党内への求心力が低下しているのは否めない。山田宏氏の言説や行動に、私は、かつて戦国時代の「直江状」を思い出しました。隠然と権力を振るう時の権力者・神君たる徳川家康に、見事な「談判状」を突き付けた直江兼続の、優れた反骨精神を彷彿としたのです。政界の黒幕・二階俊博に対して寸分の妥協も認めない。国士・山田宏氏に日本の国運が掛かっているかも知れません。党内に、真の保守派の造反が表面化した以上、二階の専横には翳りが見えます。今こそ、二階俊博を政界から葬り去る、好機だと言っても過言ではないでしょう。
日中関係の真実を突く
首相を始めとする政府与党の見解では、日中関係は「正常化」しつつあるとのことですが、これは国際情勢に照らしてみても、誤謬に等しい。かつて、天安門事件で国際的な孤立に陥った中国が、江沢民来日・天皇陛下訪中を旨々と利用した経緯を指摘し、現在の日中関係は軍事的な緊張下にあると、山田宏氏は国会質疑で鋭く糺しています。圧倒的大多数の日本人が、日中が正常な外交関係下にあるとは考えてはいない筈です。政府と国民の意識は隔絶しており、国を憂いた山田氏は、一部の親中派議員の跋扈を掣肘しようとしています。日本政府与党は、楽天的である。緊迫する尖閣情勢に何らの対抗策を打ち出せず、中共の野心に無頓着である。チベットやウイグル、南モンゴルや香港を引き合いに、「日本の尊厳と国益」を主張して止まない山田氏は、政府の見解の誤謬を粉砕するでしょう。
国家戦略を練る気宇宏大
山田氏の公式サイトには、様々な情報が溢れています。とりわけ、「私案・日本国憲法」は興味深い。山田宏氏は、今後の日本の国家戦略を具体的に提示し(政治家の言説は曖昧模糊であってはならない)、諸国との歴史問題に終止符を打たんが為に、日本の名誉を回復しようと奔走する。平成24年の国会質疑で、慰安婦問題の決着を図り、日本の歴史的な名誉を復権し、南京大虐殺の虚構を鋭く指摘している。気宇宏大、恬淡無欲の人、山田宏氏は、「真の日本人」の誇りを忘れない。長年、口先だけの政治家に辟易してきた私には、山田宏氏の存在が、「日本の希望の星」と映っています。国際的な視野に富んだ山田宏氏は、二階が頬被りしたままの、中国に於ける臓器売買の悪質性を鋭く糾弾すると共に、日米関係を更に進展させ、憲法を改正して集団的自衛権に道程をつけ、中国との対峙も辞さないと主張して憚らない。真の国士とは、正に、不撓不屈の精神から生まれるのです。
この記事のまとめ
概して、山田宏氏は、苦労人です。杉並区長から政治家のスタートを切った氏は、新党結成に挫折した経験を持っている。それでも尚、信念を曲げず、意志を貫き通す氏を評するならば、安国寺恵瓊の言葉を借りれば、「口先などで誤魔化すことが出来ない人」だと言っても良い。私利私欲・党利党略に奔走する愚昧な政治屋とは、山田氏は、明確に一線を画している。私は、いずれ日本の政界にも、重大な変化が起きると分析しています。国家危急のおり、当然、山田宏氏は打って出るでしょう。私達には、選良を国会に送る義務がある。本稿では、山田宏氏へのエールを込めて、氏の活躍を詳述させて頂きました。
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